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FBA NEWS

第15回日本語弁論大会優勝者が決定───ソフィア
11.apr.2009


 第15回日本語弁論大会(在ブルガリア日本大使館主催)がソフィアで開催され、16名(初級9名、中級7名)が凌ぎを削りました。中級の部優勝者にはエヴェリナ・ディモヴァ さんが選ばれました。
 エヴェリナさんは5月の「'09福山ばら祭」に、カザンラクの'08年バラの女王とともに福山ブルガリア協会に招待され、来福します。
「あなたにしかないつながり」のテーマでスピーチするエヴェリナさん
 
エヴェリナ・ディモヴァ さんのプロフィール
1991年2月17日生まれ。
ソフィア出身。
1998年〜2005年 ソフィア第35総合学校。
2005年〜 ソフィア第18総合学校在学中。
日欧高校生交流プログラムで日本に留学。
2008年8月〜09年1月 佐賀県立佐賀商業高校、横須賀市立横須賀総合高等学校
2005年から日本語を勉強し、2008年に第14回日本語弁論大会で第2位。弁論のテーマ「あなたにしかないつながり」で2009年度優勝。
・日本語、英語、ロシア語、フランス語。
・水泳、サッカー、剣道。
・建築美術撮影に興味をもっている。

 


エヴァリナさんのスピーチ「あなたにしかないつながり」
 今この世の中には67億人が住んでいます。毎日毎日人が生まれますが、彼らの代わりに亡くなる人もいます。笑って日々を過ごしている人もいますが、自分の生活が苦しすぎて耐えられない人もいます。自由な人もいますが、戦争で戦って死んでいる人もいます。人間がそれぞれ違って、自分だけの人生を過ごしながら、自分にしかないつながりで周りの人とつながっています。
 昔から、まるで他人のようであり、何の関係もなく、日本とブルガリアと言う2つの存在が地球上にありました。時々その2つの距離が近づくこともありましたが、結局いつも別々な道を選んでしまいました。両方の道に克服しなければならない悲劇が起きていたし、素晴らしい出来事もありました。ブルガリアにとってのトルコ支配や日本にとっての原子爆弾投下などの不幸な出来事がありました。その後、ブルガリアにとってはサン・ステファノ条約で、日本にとっては第2次世界大戦の終戦で苦しみの終焉を迎えました。次々辛いときを乗り越えて、自分の道を歩き続けました。
 50年前のある日、また2つの道が出会いました。戦争で疲れていて、憎しみや泣き声にウンザリした両方とも明るい未来への夢を持っていました。その時、分け合ったこの夢で大切なつながりを見つけて、一本の同じ道を歩き始めました。
 もちろん、それはただの話であり、それの主人公は2つだけでなく、20でも200でもありません。それの主人公は何千人であり、一人一人全く違う人々です。普通な、私のような、あたなのような人です。でも、どんな人で、どんな生活を過ごしていても、みんなは同じ平和な世界と言う夢を信じて、一緒に明るい未来へ向かっています。
 一人一人のつながりは小さいかもしれません。しかし、それぞれのつながりを一緒にして、一つのつながりを作ることができます。このつながりが最も強いつながりになると私は思います。このつながりがあるからこそ、2つの国の人々は色々な出会いが出来ます。この出会いで笑顔が生まれて、この笑顔の数だけきっと幸せが生まれるでしょう。
 皆さんも自分のつながりについて考えてみませんか?

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